会心の出来

今までは幅 18mm のノミ(鑿)を研ぐことが多かったが、

久々に 24mm 幅のノミを研いで見た。

意外なことに会心の出来栄えとなった。

若干丸刃だったやつを研いでいくと、

先端を除いて平面が出てきた。

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さらに研ぐと先端の残りが小さくなった。

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そして、完成。

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上級者から見ればまだまだなのは分かっているが、

今の自分の実力からすれば上出来。

どうせノミで数十分間木を彫れば、刃は欠けてくる。

建具や家具のような高い精度は必要ないので、

ある程度研げていれば問題ない。

いままでは、主に 18mm 幅のノミを研いできた。

その理由は、18mm あれば木を彫るのに十分だし、

ヤフオクで割安だったから数本買ってしまったから。

それに幅の狭い方が研ぎ易いような気がした。

だが、今回ので幅の広い方が平面を出し易いような気もした。

もしかしたら、18mm よりも 24mm の方が研ぎ易いのかもしれない。

 

 

丸刃

鑿(ノミ)を研ぐのは難しい。

買ったときは平面だった先端の研ぎ面が、

数回研ぐと丸みを帯びてきた。

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こういうのをマルハというらしい。

その場その場で切れればいいと先っぽだけ鋭利に仕上げるとこうなる。

先端だけドンドン鈍角になっていくわけで、

次第に木材を彫る感じに違和感を感じるようになる。

刃こぼれはし難くなるが、肝心の切れ味が駄目。

このままでは鑿が使い物のならなくなる。

そこで10数時間程度真剣に練習に励んだ結果、

なんとか平面に研げるようになった。

が、刃が傾いてしまった。

それから、先端が徐々に鋭角になっていく癖も明らかになった。

まだまだ修行が足りない。

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ホゾを組む

ホゾを組むのは、今回が二回目。

前回はデッキだったが、今回はアルミサッシの枠に使うので、

より高い精度が必要だ。

ホゾを組むのは面倒くさい。

特に初心者には。

でも、良いこともある。

組んだ時点で大体直角が出てしまうこと。

外したり組んだりを簡単に出来ること。

それから、他の接合方法を比べて、長期間強度が保持される、らしい。

そして、なにより見た目が素晴らしい。

鑿(ノミ)を使い始めてから、いろんな木工が出来るようになった。

初心者にとって最も大きな難関は、研ぐことだろう。

木を彫るよりも、研ぐことの方がはるかに難しい。

新品時の形が、研げば研ぐほど崩れていく。

先端だけ尖らせれば、そのとき使うことは可能。

でもそれを繰り返すと、研ぐのが益々ややこしくなっていく。

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ほぞ接ぎ

ガルバリウムの次は木工だ。

木工用の電動工具をネットで見ていると、

いつの間にやらノミを購入。

ヤフオクで探すと、日本製の新品のノミでも安いのが見つかった。

ヤフオクを見ていると、どうもノミというのはあまり人気がないのか、

割安感がとてもある。

ホームセンターにも安いノミは売っているが、

刃先が交換式になっていて、研がないものらしい。

中国製のようで、作りもチープな感じ。

鋼と軟鉄を張り合わせた、日本製のものがやはりいい。

さて、ノミといえば「ほぞ接ぎ」だろう。

最初は自分でそんな難しいことをやろうとは考えもしなかったが、

今は youtube がある。

簡単そうにホイホイ彫っているではないか。

早速見様見真似でやってみる。

時間はかかったが、まぁまぁ形にはなった。

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