鑿(ノミ)を研ぐのは難しい。
買ったときは平面だった先端の研ぎ面が、
数回研ぐと丸みを帯びてきた。
こういうのをマルハというらしい。
その場その場で切れればいいと先っぽだけ鋭利に仕上げるとこうなる。
先端だけドンドン鈍角になっていくわけで、
次第に木材を彫る感じに違和感を感じるようになる。
刃こぼれはし難くなるが、肝心の切れ味が駄目。
このままでは鑿が使い物のならなくなる。
そこで10数時間程度真剣に練習に励んだ結果、
なんとか平面に研げるようになった。
が、刃が傾いてしまった。
それから、先端が徐々に鋭角になっていく癖も明らかになった。
まだまだ修行が足りない。